フラットサイドクランクは人気がない。
そう思っているのは自分だけでしょうか。
人気がないからこそ、バスが見慣れていないので効くことも多いです。
僕なりに考えて作ったフラットサイドクランク、それが「スピノフラット」。
スピノフラットの由来は、スピノサウルスです。
まず、フラットサイドクランクの弱点を考えました。
大きな弱点となっていて、それがイマイチ人気のでない原因なのかなと思ったのが飛距離。
フラットサイドボディが受ける大きな空気抵抗が最大の問題点と推測しました。
メーカーが販売しているフラットサイドクランクは見た目もきれいだしアクションも問題ないのですが、やはり飛距離が気になる。
プラスチックボディなので、ウエイトをたくさん入れてしまうと浮力が足りなくなってしまうのだと思います。
フラットサイドクランクはやはりハンドメイドがベスト。
やはりバルサで作るのが一番理想に近づけけることができるはず。
僕が目指したフラットサイドクランク「スピノフラット」はこれ☟
- 飛距離がそれなりに出る
- スローリトリーブにも対応
- しっかりとした浮力
この3点です。
この3点はすべて連動した理由があって、飛距離が出ると言うことはウエイトを入れなきゃいけないので浮力が少なくなる。
飛距離を出すには後方にウエイトを持っていかないといけないので、前上がりになり最初の水噛みが悪くなるのは避けたい。
ストラクチャーなどに当てないで使うことが前提のため、ゆっくりしたリトリーブでもピラピラしたアクションを出したい。
これらをクリアするためには、まずそれなりのサイズ感が必要でした。
大きすぎると空気抵抗が増すし、小さいとウエイトを入れることができないので飛距離が伸びない。
バイブレーションのようにボディのヘッドに敢えて丸みを付けずに水の抵抗を受けるように面積を広くすることで、リップとヘッドの両面から水を受けます。
そうすることで、ルアーの立ち上がり時や水中に潜ったときに、さらにスローなリトリーブが可能になりました。
また、内部には限界ギリギリまでのウエイトを入れることで飛距離にも安定感が出ました。
これはバルサの浮力があったからこその結果で、自分的にも満足しています。
テスト段階でも、トーナメンターのかたに「人の作ったルアーで欲しいと思ったの初めてだよ」と言ってもらいものすごくうれしかったのを覚えています。
今の形にたどり着くまでに2年ほどかかり、プロトの段階でも相模湖のバスを単日で5匹以上キャッチしたりと好調でした。
「スピノフラット」は僕なりに色々なクランクベイトを使ってきて、たどり着いた自信のフラットサイドクランクなのでぜひ興味を持ってもらえると嬉しいです。
スピノフラットの販売はこちら
また、ビルダーの皆さん。
ルアーの作り方など教えていただけると嬉しです!
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