目次
ロードランナーについて
ロードランナーの特徴
- フォアグリップがエラストマー(ゴム)素材
- バットエンドにバランサーを装備
- しなやかに曲がるブランク
フォアグリップ
ロードランナーの象徴的な特徴の一つでもあるフォアグリップ。そのフォアグリップに採用されている素材はエラストマー(ゴム)です。
他のメーカーのほとんどがコルクやEVA素材で軽量化を図っているのに対して、ノリーズは、なぜわざわざ重たい素材を採用しているのか徹底的に調べてみました。
ノンスリップフォアグリップ
出典:ノリーズ
エラストマー素材でグリップ部分には細かい溝があるため、水に濡れても滑らないように設計されています。
ブーストキャスティングハンドル
出典:ノリーズ
フォア側のバランサーとしての役割があり、キャストする時のグリップに安定感が出るので、キャスティングがしやすくなります。
これはゴルフの素振りを、何も持たないでやるのと、手に何か握ってやるのとで、比べてみて下さい。手元に重量があった方がグリップが安定感して振りやすいと思います。
バランサー
出典:ノリーズ
次に紹介するのが、グリップエンドにあるバランサーです。
標準で3/8オンスのものが2つ装備されています。
そのバランサーの効果は以下の通りです。
持ち重りの軽減
ロードランナーはグリップエンドにバランサーを入れる事で、持ち重りを軽減してくれるので、ロッドを立てても疲れにくくなります。
バランスの変更
出典:ノリーズ
ロードランナーのバランサーは、その場で簡単に脱着できるようになっているため、投げるルアーや好みによって、キャスティングバランスを変更する事ができます。(最大4つまで装着可能)
バランサーの数を減らすと竿先にルアーのウエイトが乗りやすいので遠投しやすくなり、数を増やすと手元が安定するのでコントロールを付けやすくなります。
ブランク
出典:ノリーズ
ロードランナーのブランクには、中・低弾性カーボンが使用されていてます。ロッドの反発を抑えてあるので、感度重視でなく、キャスティングする事に特化した設計となっています。
バリアブルテーパーデザイン
ロードランナーはロッドが負荷に合わせて全体的に曲がるように設計されており、田辺さんが目指す、竹竿のような粘り強い曲がりが、先調子の竿のようなテーパーが一点に集中してしまうようなロッドとは違い、折れから防いでくれます。
こだわりのガイドセッティング
出典:ノリーズ
ロッドの張りを抑えるために、あえてステンレス製の重たいものを採用しています。
さらにその効果を高めるためにトップガイドのみ一回り大きいものが取り付けられてます。
キャスティングの上達につながる
出典:ノリーズ
ロードランナーは、ゆっくりとした腕の振りだけで、ルアーの重みがしっかりとロッドに乗り、キレイに曲がってくれます。
ロッドのしなりを利用してキャストする感覚を掴みやすので、初心者の方でも正しいキャスティングフォームで投げられます。
他のメーカーが販売しているワームに特化したロッドが投げにくい理由は、感度を重視しているため先調子のものが多く、高反発にセッティングされています。
そのため、投げる時も竿先だけが曲がり、ロッドが戻ろうとする力が強いため、極端にストライクゾーンが狭くなってしまい、釣りが上手い人にはいいですが、初心者の方は間違ったキャスティングフォームで投げてしまう可能性があります。
自分の考えでは、釣りのキャスティングは、野球でいうところのバッティングではなく、ピッチングだと思っています。
バッティングは来るものを打ち返すので、力強く、素早く振れればいいと思いますが、釣りのキャスティングは止まっているものをロッドの反発で遠くに飛びしますよね?
つまり、ロッドはバットではなく、ピッチャーの腕と同じだと思います。
先調子のロッドは、手首しか曲げないピッチングと同じです。手首だけでは遠くに飛ばせませんよね?
ロードランナーのようにしっかりバットまで曲げて投げるキャストは、ピッチャーが肘まで曲げて、タメを作って投げるのと同じだと思っています。
もちろん、先調子のロッドの全部が悪い訳ではありません。魚探を見ながら、バーチカルに水中にある岩や立ち木を狙うときには必要です。
でも、クランクベイトやトップウォーターは、バーチカルに使いませんよね?
先調子のロッドでも、振り子のよう全身を使って遠心力をかければ、遠くに飛ばせます。
でも、その一投で釣れますか?
一日に何投も投げてしてようやく釣れるのが釣りです。
無駄な力を入れずに、オートマチックにロッドが曲がってくれるロードランナーなら、一日中投げ続けさせてくれるはずです。
まとめ
出典:ノリーズ
キャスティングが上手くなりたい方や、一日中投げてると疲れてしまう方には、ロードランナーが上達への近道になってくれること間違いなしです。
ぜひ、一度ロードランナーの世界に足を踏み入れてみませんか。
釣りの価値観が変わるかもしれませんよ。
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