【実釣インプレ】21’ZILLION SV TW。ジリオンてこういうものなのか?

21ジリオンて評判良さそうだけど、購入に躊躇している。

そんなアングラーへ向けた記事となっております。

簡潔に結論から述べると、価格相応のリールです!!

記事の中で、どの部分が不満でどういった点が良かったのか伝えていきたいと思います。

ジリオンのスペック

番手巻取り長さ(cm/ハンドル1回転)ギア比自重(g)最大ドラグ力(kg)スプール寸法(径mm/幅mm)標準糸巻量ナイロン(lb-m)ハンドル長さ(mm)ベアリング(ボール/ローラー)価格(円)
1000P595.5175534/2414lb-45-90m

16lb-40-80m

908/142,800
1000PL595.5
1000676.3
1000L676.3
1000H757.1
1000HL757.1
1000XH908.5
1000XHL908.5

DAIWAさんのHPに記載してあるものと同じですが、ジリオンのスペックはこの通り。

今回、僕が購入して使用したのが太文字になっている「1000H」という番手です。

ギア比が7.1と一番人気がありそう。

撃ちものなら1000XHで、巻物なら1000Pが良さそうですね。

ギア比と糸巻取り量以外は番手によって変わることがないので、選ぶときに気にするのはギア比のみ。

価格に関してはメーカー希望価格は42800円ですが、実売価格はAmazonであれば30000円前後で購入できそうです!

ジリオンの能力

出典:DAIWA

ジリオンの能力は3つの性能の相乗効果により最大限発揮されるように作られています。

  1. 耐久性能
  2. 回転性能
  3. 操作性脳

これらが上手く嚙み合うことでアングラーが求めるベイトリールになるということですね。

この3つに関してはCONCEPTみたいなものなので、実際どんな技術が使われていてどういった効果があるのか簡単に見ていきましょう!

ここで紹介している機能以外にもたくさんあるので、さらに詳細を確認したい方はダイワHPへ。

ハイパードライブデジギア

ハイパードライブデジギア出典:DAIWA

従来のギアというのは、簡単に説明すると三角形同士が隙間を埋めながら動く感じ。

それが、細かくなればなるほど滑らかな動きになるというもの。しかし、細かくなるということは同時に耐久性が下がることは絶対でした。

ジリオンに採用されている、「ハイパードライブデジギア」はその三角形の部分を台形(富士山)のような形にすることで耐久性を高めることはもちろん、面が増えたことで通常2度の作用点から3度になることで、滑らかさをも実現したギアになっています。

ハイパーダブルサポート

ハイパーダブルサポート出典:DAIWA

ハンドルとスプールの回転を支えているピニオンギア。

その両端にボールベアリングを追加することで、より効率的なパワーの伝達を実現したのが「ハイパーダブルサポート」ということです。

ハイパーアームドハウジング

ハイパーアームドハウジング出典:DAIWA

すべての素材が金属素材、アルミ素材をしようしているということです。

ハイパータフクラッチ

ハイパータフクラッチ出典:DAIWA

何千、何万回という数のクラッチの使用に耐えるための特徴が「ハイパータフクラッチ」。

クラッチの可動域を10%増やすことで、クラッチ返りを防いでくれます。

コンパクトボディとサムレストポジション

コンパクトボディとサムレストポジション出典:DAIWA

前モデルと比較すると縦の8mmのコンパクト化に成功しています。

たった8mmですが、パーミンングの向上に大きな役割を果たしています。

アルティメットトーナメントドラグ

アルティメットトーナメントドラグ出典:DAIWA

簡単に言うと、スムーズなドラグ性能ですよ。ってことです。

ワッシャーやグリスなど細かい部分にも修正を入れて、細部にまでこだわったパーツ。

SVブースト

出典:DAIWA

今までのキャストよりも、もうひと伸びを実現させたのが「SVブースト」。

スプールの回転速度に合わせて、ブレーキ力が3段階に変化するというものです。

ゼロシャフト

出典:DAIWA

ゼロシャフト=シャフトレスと呼ばれている構造。

極端に短いシャフトで、軽量化と剛性の高さを実現しています。

G1ジュラルミンスプール

出典:DAIWA

G1ジュラルミンというのは、めちゃくちゃ強いアルミと認識していいと思います。

つまり、剛性力が上がることでさらなる軽量化と回転レスポンスの向上につながっているということです。

飛距離はどうなの?

レベルワインダーに特徴のあるダイワのベイトリール。

ラインが放出するときにラインとレベルワインダーの抵抗が減ることで飛距離がアップする仕様となっていますよね。

では、ジリオンの飛距離はどうなのか?

結論から言うと、物足りない!!

です。

ブレーキのセッティングやメカニカルブレーキの設定方法など、ちゃんと設定すればしっかり飛ぶよって人もいるかも知れません。

が、そこまでちゃんと設定しなきゃいけないのなら使いづらくないですかね。

僕が設定したのは、ブレーキレベル4、メカニカルブレーキはクラッチを切るとルアーがスーッと落ちてくる感じです。

ルアーは1/2ozクラスのクランクベイト。

ロッドは6.3ftでした。

その状態で、30m前後の飛距離。

この飛距離が少ないのか、十分と捉えるかは置いといて、感覚的に飛ばないと思ったのは最後の伸びのせいだと思います。

キャストして着水するまでの感覚では、伸びがないと感じました!

バックラッシュは?

個人的には飛距離に不満のあるジリオンですが、バックラッシュに関しては非常に優秀です。

ブレーキがしっかりとかかるので、飛距離よりもトラブルが少ないリールが好みであれば気に入ること間違いなしです。

使用していてバックラッシュになったことは一度もなく、釣りのリズムが崩れにくいリールです。

ベアリングカスタム

飛距離に問題があるなら、ベアリングを交換してスムーズにすればいい。

そう考えた僕は、ベアリングをカスタムしました。

こうすることで、スプールの回転力をあげ飛距離アップ。

実際、スプールの回転はスムーズになりキャスト時のストレスの減少につながりました。

ベアリングカスタムは専用の工具があれば非常に簡単です。

【ダイワ】かっ飛びチューニングキットAIR HDであれば、ベイトフィネスで使用するようなルアーまでキャストできるようになります。

ベアリングを交換するときにはHEDGEHOG STUDIO スプールベアリングリムーバー Type:Rを使います。

簡単なカスタムなので、もし興味があればやってみてください。

ジリオンのメリットとデメリット

メリット
  • 見た目がカッコいい
  • 実売価格3万円前後で購入できる
  • バックラッシュが起きにくい
  • 軽い
  • ギア比がたくさんあるので好みのものが見つかる
デメリット
  • 飛距離に難あり
  • 裏面の「lock」が恐ろしく固い

「lock」が固いのは個体差かもしれませんが、それでもここまで固いと壊れているのかと思うほどでした。

何度もやれば馴染んでくるかと思いましたが、ダメでした。

まとめ

ジリオンは見た目もカッコイイし、値段も高すぎないし、非常に良いベイトリールだと思います。

重量も175gと軽くて使いやすいです。

100点のリールで絶対おすすめしたい!!

とは言い切れませんが、価格や性能などバランスを見て自分に合っていると思ったら購入してみてくださいね。

簡単でしたが、少しでも参考になれば幸いです。

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