ヴァンキッシュを購入しようか迷っているアングラーの人多いのではないですか?
定価で言えば7万越えの一般サラリーマンからしたら超高級とも言えるお値段。
少なくとも僕には手が出せませんでした。
トッププロとしてバス釣りをしているわけでもなければ、釣りで生計を立てているわけでもないと、ヴァンキッシュいらないですよね。
コンプレックスで充分な性能はあるし、なにか困ったことはありません。コスパ最高のリールです。
それでもヴァンキッシュには憧れがあり、体感したい機能があったので購入を決意しました。
欲しいなと思って5年以上経ってやっと、、、。
前置きが長くなりましたが、ヴァンキッシュの性能を踏まえて僕が一番気になった機能と合わせて紹介していきます。
目次
23’ヴァンキッシュに求めたもの
個人的にめちゃくちゃ気になった機能が、「インフィニティスプール」。
インフィニティループとロングストロークスプールの組み合わせでより精密で緻密なラインの巻き付けが可能となったということ。
今までのスピニングリールのほとんどは、巻いたときにスプールにラインがクロスして重なるように巻いてきてしまっていました。
このインフィニティスプールではスプールに対して均等にラインを巻き付けることを「◎」とせず、平行巻きのようにより均一に巻き付けることを「◎」としています。
その結果、キャスト時に余計な抵抗が減り飛距離アップにも関係していると感じています。
特にこの機能では、小さめのシャッドなどのプラグを使用する際に有効なのではないかと感じて、ヴァンキッシュ購入のポイントとなりました。
23’ヴァンキッシュは実際どうなの?
そもそも僕はリールもロッドも基本的には重さと長さだけを見て表記自体はあまり重要視してなくて、フィーリングで選ぶことが多いです。
それは、メーカーによって表記が同じでも触ると全然違うので参考程度でしか見てないこと。
表記に踊らされるのが嫌なこともあり、軽く見る程度にしています。
今まで、リールは2000番を使用してきたので正直少し重さは感じますが、それでも165gなので問題はないです。
C2000SHGと比べても20g増なので、気にならないと言えばウソになりますが、それ以上に感じるのはドラグの強さ。
C2000SHGでは最大ドラグ力3㎏ですが、2500SHGでは4㎏。
ヴァンキッシュをパワーフィネスでの使用も考えていたため、ドラグ力の強さも魅力的でした。
そしてバランス。
ロッドにヴァンキッシュを装着した時のバランスは、問題なく良い。
ただ、やはり2000番台の方が良いかなという印象です。
ドラグ力にこだわらないのであれば、2000番を購入する方がよさそうです。
二つ以上購入する資金力があれば、2500がパワーフィネス、2000がそれ以外で使うのが良いかなと思います。
ともかく僕が一番気になっていた、インフィニティスプールはやっぱり良かったっていうのが嬉しかったです。
23’ヴァンキッシュに搭載されている21個の機能
23ヴァンキッシュにPEラインを巻いた際の総重量
公式HPに掲載されているヴァンキッシュの機能は下記の21個。
各機能の名前だけでは分からないものも多いですよね。
個人的にヴァンキッシュに求めたもので、スプールに対してラインが超密巻きになることと伝えさせてもらいました。
今まではこの機能、ステラだけのものだったのです。
なので要注目ポイントとして赤にしました。
もう一つ気になったのが、「アンチツイストフィン」。
ラインのたるみを抑えてくれ、トラブルを防止してくれるというものです。
いわゆるピョンキチ(ラインがスプールに上手く巻きつかずピョンとなっていること)を軽減してくれるはず。
と勝手に思ってます。
- HAGANE
- HAGANEギア
- マイクロモジュールギアⅡ
- Xシップ
- HAGANEボディ
- インフィニティスプール
- インフィニティクロス
- インフィニティドライブ
- デュラクロス
- サイレントドライブ
- マグナムライトローター
- アンチツイストフィン
- Xプロテクト
- Gフリーボディ
- AR-Cスプール
- ロングストロークスプール
- CI4+
- リジッドサポートドラグ
- AS-RB
- ワンピースベール
- 海水OK
詳しくはSHIMANOの公式HPへ
23’ヴァンキッシュ2500SHGのスペックとステラ2500SHGとの比較
ヴァンキッシュとステラには40gの重さの差があります。
が、ヴァンキッシュは22ステラの機能を継承しつつこれほど軽く仕上がっています。
重さの部分はヴァンキッシュは軽さを追求したもので、ステラが高剛性を追求したものであるので、単純にヴァンキッシュの方が軽いのでステラの方がダメって訳ではありません。
ドラグ力やギア比、ハンドル長さからスプール径までスペック上は9割同じです。
数字上違うのは、重さとベアリング数だけ。
数字上もテクノロジーの数もヴァンキッシュが上。。。
じゃあ、ステラの良さは何?ってなるけど、それは負荷のかかる釣りではボディがたわむなどの歪みが発生するので、ステラの高剛性が活きてくるんですね。
商品名 | ヴァンキッシュ | ステラ |
---|---|---|
品番 | 2500SHG | 2500SHG |
ギア比 | 5.8 | 5.8 |
実用ドラグ力(Kg) | 2.5 | 2.5 |
最大ドラグ力(Kg) | 4 | 4 |
自重(g) | 165 | 205 |
スプール 径(mm)/ストローク(mm) | 47/17 | 47/17 |
糸巻量ナイロン(lb-m) | 5-110, 6-95, 8-70 | 5-110, 6-95, 8-70 |
糸巻量ナイロン(mm-m) | 0.16-150, 0.18-120, 0.20-95 | 0.16-150, 0.18-120, 0.20-95 |
糸巻量フロロ(lb-m) | 4-130, 5-100, 6-80 | 4-130, 5-100, 6-80 |
糸巻量PE(号-m) | 0.6-200, 0.8-150, 1-120 | 0.6-200, 0.8-150, 1-120 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 86 | 86 |
ハンドル長さ(mm) | 55 | 55 |
ベアリング数BB/ローラ― | 11/1 | 12/1 |
本体価格(円) | 66,400円 | 93,700円 |
23’ヴァンキッシュとエアリティの比較
ヴァンキッシュとステラを比べても、正直価格帯が違うので差があって当然。(実際スペック的には差が見えませんでしたが、、、。)
同じ価格帯で一番気になっているリール。それはエアリティ。
まったく同じではないですが似たような番手のもので比べてみました。
スペックだけ見ると最大ドラグ力、重さ、価格の面でエアリティが勝っています。。。
実は、最後の最後までヴァンキッシュとエアリティで迷ったんです、、、。
モノコックボディ採用で剛性もしっかり出せている上に軽くてすごく良い!
ただ、これまでのヴァンキッシュに対する憧れとカッコよさ、スペックには表れていない、超密巻きとアンチツイストフィンへの期待。
今回はこれらがエアリティを上回ってヴァンキッシュを選択したわけです。
商品名 | ヴァンキッシュ | エアリティ |
---|---|---|
品番 | 2500SHG | LT2500S-XH |
ギア比 | 5.8 | 6.2 |
実用ドラグ力(Kg) | 2.5 | - |
最大ドラグ力(Kg) | 4 | 5 |
自重(g) | 165 | 150 |
スプール 径(mm) | 47 | 45 |
糸巻量ナイロン(lb-m) | 5-110, 6-95, 8-70 | 4-150 |
糸巻量フロロ(lb-m) | 4-130, 5-100, 6-80 | |
糸巻量PE(号-m) | 0.6-200, 0.8-150, 1-120 | 0.6-200 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 86 | 87 |
ハンドル長さ(mm) | 55 | 50 |
ベアリング数BB/ローラ― | 11/1 | 11/1 |
本体価格(円) | 66,400円 | 64,000円 |
23’ヴァンキッシュを使いたいシチュエーション
ヴァンキッシュを使いたいシチュエーション。
- シャッドなどの小型プラグ
- パワーフィネス
この二つの釣りが必要な状況で使用したいと考えています。
どちらも得意で好きな釣りなので、まさにヴァンキッシュがぴったり!
シャッドを使うときには、ルアーが小さいのでラインのちょっとした抵抗がなくなると飛距離アップにもつながるのでインフィニティスプールとロングストロークスプールの機能がぴったりだと思っています。
パワーフィネスの際には、軽いものを使うときもあるのでアンチツイストフィンがたるんだラインを巻いてくる際のトラブル軽減になるのではないかと思ってます。
まとめ
結局何が言いたかったのかと言うと、買ってよかったっていうこと。
超密巻きにも満足しているし、見た目のカッコよさも抜群。
できれば、23エアリティも購入してしっかりヴァンキッシュとエアリティの使い心地を試してみたいです。
最後に一つだけ後悔したのは、高級過ぎて気を使いすぎるということでした。
海用の大きなリールカバーを使って保護している毎日です、、、。
余裕があればヴァンキッシュで揃えて、スピニングリールの台数が足らなければコンプレックスXRを二台買うって形が良さそうです。
ではまた✋
コメントを残す